破壊メカニズムの本質に迫る!特殊破壊試験・評価技術
材料そのものの破壊特性評価, さらには 破壊メカニズムの本質的解明 を目的とした特殊破壊試験・評価技術の開発研究に取り組んでいます。微小試験片を用いた極低温下(液体窒素雰囲気下,約-165ºC)での破壊靭性試験・評価手法は,僅少材料・薄板・特殊形状部材や,溶接部局所領域の材料そのものの特性評価を可能とする,工業的にも有用な試験技術です。高静水圧下(設計値700MPa)での引張試験は,大気圧中では取得できない高ひずみ域(低応力多軸度下)での延性(伸び)取得を可能とします。その他,独自機構をもつ試験機の設計や先進的な計測技術の駆使により,これまで知り得なかった破壊特性および破壊メカニズム解明に挑んでいます。
安心・安全な水素エネルギー社会の実現へ!
安心・安全な水素エネルギー社会の実現が国内外で急務とされています。当研究室では,水素の輸送・貯蔵における安全性保障基準の策定に向けた基礎研究として,液体水素温度下・高圧水素環境での破壊現象を理解するための実験観察に取り組んでいます。